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by shizuku0511
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映画「幸福な食卓」を見た。

 映画「幸福な食卓」を見に行ってきました。

 心があったかくなる、いい映画でした~




 この映画を知ったきっかけは、
 ウチの近くの本屋さんで流れていた映画の予告を見たこと。
 この映画は瀬尾まいこさんの同名小説が原作になっているので、
 本屋さんではその本の紹介コーナーにて映像が流されていたのですが、
 その予告から目が離せなくなってしまったのです。

 それから・・・その予告を見て、何となく
 私の好きな映画「耳をすませば」に似たような世界を感じたんです。

 ストーリーはいたってシンプルで、何か大きな出来事が起こるものではありません。
 主人公とその家族を取り巻く環境の変化をただただ淡々と綴っていきます。

 登場人物に悪い人は一人もいなくて、
 画面全体がとてもあったかく包み込んでくれるような雰囲気でした。

 主人公の佐和子を演じる、北乃きいちゃんが、とってもいい。
 透明感があってキラキラしていて表情が自然で 、佐和子にピッタリでした。
 きいちゃんは、「14才の母」にも出演していましたが、
 こちらの役の方がずーっとよかったです。
 この映画のもつふんわりとしたあたたかさや、透明感のある雰囲気は、
 彼女の持っているものそのもののように感じました。

 勝地涼くん演じる大浦勉学(べんがく)くんと仲良くなっていく様子がとても自然で、
 自分の中・高校生時代も
 あんな風に「明日は当然のようにやってくる」って、
 いつも前を向いて生きてたかなあ~と考えてしまいました。

 勝地くん演じる勉学の
  「すごいだろ。気付かないところで中原(佐和子のこと)って
  いろいろ守られているってことだよ。

 というセリフ、

 さくら演じる小林ヨシコの
  「家族は作るのは大変だけど、その分めったになくならないから
 というセリフが、
 私の心には特に響いてきました。

 見終わった後には、
 「ああ、生きて行くって大変なこと。
 でも決して一人で生きているわけではない。
 生きてるって素晴らしいことだなあ。」
 と思いました。

 目に入るいろんな景色が愛おしくなりました。

 そして、「家族」というものは、無条件に自分を受け入れてくれるものであり、
 自分を支えてくれる大切な存在なんだな、ということも。
 何となく、家族の声が聞きたくなってしまいました。

 この映画の主題歌はミスチルの「くるみ」なんですが、
 この映画の世界・雰囲気にピッタリでした。
 まるでこの映画のために書き下ろされたんじゃないか、と思うくらい。
 実際はかなり前にリリースされている曲のようです。

 この曲は、映画の最後、主人公の佐和子が時々後ろを振り返りつつも、
 前を向いて歩いていく長いシーンに使われているのですが、
 そんな佐和子の応援歌のようでした。
 
 ミスチルの曲って、しっかり聴いたことはなかったのですが、
 メロディだけでなく歌詞が心に響く曲が多いんですね。
 一昨年の愛知万博長久手会場の赤十字館は、大人気パビリオンの1つでしたが
 (残念ながら混んでいて私は行くことができなかったのですが)
 ミスチルの曲の効果も大きかっただろうと推測できます。

 思わず、帰りにCD購入しちゃいました。
 同じシングルに、前シーズン唯一見ていた
 ドラマ「14才の母」の主題歌「しるし」も入っていたので。

 この映画、私の大好きな映画の1つになりました。
 DVDが出たら、絶対に買おうと思います。
 
 ついでに・・・原作本まで買っちゃいました。。。
by shizuku0511 | 2007-02-01 00:03 | 映画